電気代が
高くなる家って?
毎月の電気代、請求書を見る度に
ため息をついていませんか?。
どうして高くなってしまうのか、その理由をご紹介します。
1.家計に重い負担をかけ続ける光熱費

現在、毎月かかる光熱費は全国の世帯平均でおよそ19,000円弱。つまり多くの家庭にとって、光熱費は年間で20万円以上という大きな支出になっています。その内訳は、エアコンや照明などに代表される電気代が月額8,188円で約5割を占め、ダントツ1位。2位にガス代4,792円、3位に水道代4,169円が続きます(平成23年実績)。過去10年を振り返っても光熱費の額に大きな変動はありません。「毎年同じようにかかるのだから、これは削れないもの」と考えてしまいがちですが、その決めつけがいつまでも光熱費のムダをつくります。
また、今後も電気料金は値上がりが続くと考えられるので、将来的に光熱費がますます家計の負担となる可能性も。「できるだけ光熱費を抑えられる家づくり」を新築時に真剣に考える必要があるといえます。
2.どうして光熱費が高いの!?

「一体なぜこんなに光熱費がかかるのか」という疑問の答えは、家庭で消費するエネルギーの用途別の内訳を見れば一目瞭然です。冷暖房約25%、給湯が約30%で、これだけで全体の約55%に。
光熱費の世帯平均が年間22~23万円程度であることを考えれば、多くの家庭が住まいの涼しさ、暖かさを守るために、年間で十数万円を費やしていると推定できます。しかし、これだけコストを費やしても、断熱性能が低い住まいでは過ごしやすい温熱環境が得られるとは限りません。
3.エアコンをフル稼働させても、暑い!寒い!

「光熱費が高くなることは分かっているけれども、寒さや暑さは耐えられないから、エアコンは我慢したくない」と諦めている家庭も多いでしょう。しかし、エアコンをたくさん使っても本当に心地よい涼しさ、暖かさを確保できるとは限りません。
「エアコンの効きが悪い気がする」「部屋ごとの温度差が大きい」「暖房をつけても足もとは冷えたまま」など感じるのであれば、それは住まいの断熱性能に問題があると考えられます。外へ失われていく冷気・暖気を無視して、エアコンをフル稼動させるのは光熱費を無駄に押し上げるばかりで、快適な温熱環境を得るための根本的な解決にはなりません。