住んで実感。
高断熱高気密住宅の快適さ
平成23年12月に娘さんご家族との二世帯住宅を新築したNさんが、約1年を過ごして実感しているのが「数値では表せない“快適さ”」です。以前住んでいたマンションでは味わえなかったストレスフリーの住環境に、とにかく大満足とおっしゃるNさんご夫妻。
その快適さは、喘息がちだった小さなお孫さんの健康状態まで改善されたほどです。1階がNさんご夫妻、2階が娘さんご家族の住居で玄関も独立した完全二世帯住宅は、子供部屋の位置や二階水周りの位置なども綿密に計算され、互いの気配は感じながらも、各々が気兼ねなく暮らせる理想的な住まいに仕上がっています。
建築概要
工事期間 | 約5カ月 |
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敷地面積 | 約260㎡ |
延床面積 | 約200㎡ |
断熱仕様
屋根下天井 | 高性能グラスウール 16K 110mm x 2重 |
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外壁 | 高性能グラスウール 16K 100mm |
床下 | グラスウール 32K 80mm |
外気に接する床下 | グラスウール 32K 60mm x 2重 |
1F天井=2F床、階段裏、階上トイレ排水管廻り(吸音用) | グラスウール 10K 100mm |
ワンランク上の断熱仕様で更に快適に
Nさん邸の立地は、次世代省エネ基準のⅣ地域(※1)です。しかし、より断熱性能の高い住宅を目指したNさんは、お住いの地域よりも寒冷地であるⅢ地域に適合する仕様を選択。「おかげで、暖房は朝と夕方しか使わないんです」と奥様。
(※ 1)
国が定める住宅の「次世代省エネルギー基準」では、日本全国を気象条件に応じて6つの地域に区分しています。
Nさんがお住いの茨城県は、関東から九州までのほとんどのエリアをカバーする「Ⅳ地域」。しかし、より良い快適性を追求したNさんは、東北南部や新潟県などが該当する「Ⅲ地域」の基準をクリアするレベルの断熱仕様を選択されています。
(取材時点(平成24年)の省エネ基準で表記しています)
高断熱高気密+太陽光発電システム+エネファーム
1階にはエネファーム、2階は太陽光発電システムを導入。しっかり断熱したおかげで冷暖房の使用時間が減って、2階の「夏は売電量が大きく上回っております。冬でもほぼトントンくらいですから、大幅に節約できるようになりました」と娘さん。
吸音効果の高い断熱材使用でピアノの音も気にならないレベルに
グラスウール断熱材の大きな特長のひとつである優れた吸音性も実感しているNさん。趣味のひとつであるピアノ演奏は、「2階ではほとんど聴こえない程度」で気兼ねせずに楽しめるそうです。
数値では表せない「快適さ」が最大のメリットです
Nさん「以前に住んでいたマンションは冬場の結露が激しく、日に何度も窓や壁を雑巾で拭かなければなりませんでしたが、今では結露知らずです。この家に住んでまだ1年弱ですが、高断熱高気密住宅の実力を日々実感しています。Ⅲ地域の断熱レベルにしたことなど、確かに数値で表せる性能はあります。しかし、それ以上に大切なのは、数値では表しにくい「快適さ」だということが実際に住んでみてわかりました」
奥様「朝起きて、キッチンへ移動することが苦痛でなくなりました。高断熱高気密住宅にしたおかげで、昼間はむしろ暑いくらいかも(笑)」 br> 娘さん「冬にセーターを着なくなりました。以前より1枚着る物が減って薄着で過ごせるようになったと思います。私は『換気魔』って自分で思うくらい換気には敏感ですが、風の通り道がきちんと考えられていて、換気性の良さも実感しています」