建てた人に聞いてみよう
実際に家を建てた人たちに対して実施した
独自アンケート調査の結果をご紹介します。
※調査対象:全国400人の男女(20~40代)
平成24年3月~4月に実施
1.ハウスメーカーや工務店などから、断熱に関する説明を受けましたか?

「かなり説明された」「たまに説明された」を合わせると、90%近くの人が家を建てるまでに断熱に関する説明を受けていることがわかります。「もっと詳しく断熱について知りたい」「断熱について説明が不足している」などと感じた場合は、こちらから積極的に質問してみましょう。
2.ハウスメーカーや工務店に、断熱について積極的に質問しましたか?

「ほとんど質問しなかった」という回答は10%程度で、自分からも質問している人が多いことが分かります。また、男性の方が女性よりも「何度も繰り返し質問した」人が多い傾向にあります。
家づくりで後悔しないために、疑問点や確認したいことは遠慮せずにどんどん質問しましょう。専門用語などが分からない場合は、その都度説明を求めましょう。充分な納得が得られるようにすることが大切です。
4.建てる際に意識したこと

冷暖房効果のアップや光熱費のダウンなどの基本的な事柄、健康面や音の問題、将来に想定される改修工事など、多岐にわたっています。
高断熱高気密住宅は、こうしたさまざまな効果への期待に応え、懸念事項を払拭できる優れた機能性を有しているのです。
5.建てた後で意識したこと

実際に住まいを新築した人が改めて気づくことは、「健康面での影響」です。住まいを高断熱・高気密化することで、結露によって発生するダニやカビを抑制できます。
そして、ダニやカビなどに由来するアレルギーリスクが大幅に軽減され、特に小さな子供を持つ子育て世代にとっては期待以上の大きなメリットをもたらしています。
6.断熱化に必要な初期費用を何年後に回収できればよいですか?

工法や素材によって差はありますが、建築コスト全体に占める高断熱高気密の割合は決して大きくありません。「こんなに変わる電気代」でもご紹介しているとおり、電気代の大幅な節約や冷暖房機器の修理・交換コスト、さらに医療費など住まいと人にまつわるコスト全体を考えて、的確な断熱レベルを確保したいものです。例えば、新省エネ基準から次世代省エネ基準にグレードアップするために掛かる追加コストは十数万円程度で、この差額は10年以内に回収できる金額です。